2019年10月3日 第40号
激しい選挙戦を繰り広げる各党党首が直接激突する党首討論会のトピックが9月30日決定した。
10月7日に英語で行われる討論会では、経済の安定性とアフォーダビリティ、環境とエネルギー、先住民族問題、国内外でのリーダーシップ、国の二分化・人権・移民となっている。
10月10日のフランス語での討論会は、経済と財政、環境とエネルギー、アイデンティティ、民族と政治、外交政策と移民、公共サービス提供となっている。
一つのトピックについて20分が当てられ、その中で党首らが討論を交わすことになる。英語の討論会では一般市民からの質問が一つ与えられ、党首が答える形をとる。また党首同士での質問合戦も予定され、党首は一度だけ他の党首に質問する機会が与えられる。
フランス語の討論会では、国民からの質問に一つ答えるほか、6人の党首を二つのグループに分けミニ討論会を開催、ジャーナリストからの短い質問、6人全員が参加する討論が最後に行われる。
党首討論会に参加する6党首は、30日に英語の討論会での立ち位置をクジですでに決定。端から、グリーン党エリザベス・メイ党首、自由党ジャスティン・トルドー党首、保守党アンドリュー・シェア党首、カナダ国民党マキシーム・ベニエ党首、ケベック連合党イヴ-フランソワ・ブランシェ党首、新民主党(NDP)ジャグミード・シング党首の順番となっている。
討論会会場は、英仏語ともケベック州ガティノーで開催。英語は10月7日午後7時から9時まで(東部時間)、フランス語は10月10日午後8時から10時(東部時間)。全国でテレビ、ラジオ、オンラインで生中継される。視聴可能な言語は、英語、フランス語、イタリア語、広東語、中国語、アラビア語、パンジャブ語、標準クリー語、イヌクティトゥット語、東部クリー語、オジブワイ語、アメリカ手話、ケベック手話となっている。