2019年9月26日 第39号

 世論調査会社リサーチ社が実施したオンラインでの調査で、ブリティッシュ・コロンビア州に滞在している非ヨーロッパ系の人々のほとんどが人種が原因で何らかの差別を受けたことがあると答えた調査結果を発表した。

 調査に回答した非ヨーロッパ系の11パーセントが「ひどく差別された経験がある」と回答し、22パーセントが「何らかの差別された経験がある」、36パーセントが「少し差別された経験がある」、22パーセントはほとんど差別された経験がないと回答している。

 差別の内容は、23パーセントが口頭による差別的発言を受けたと回答、6パーセントは暴力を受けた経験があると回答している。他にも、カスタマーサービスで差別を受けたり、人種をからかったり、雇用の機会を失ったという回答もあった。

 ただ今回の調査では、人種差別がバンクーバーで増加しているのか、差別がひどくなっているのかという経過については分かっていない。

 調査は9月6日から9日までBC州に滞在している非ヨーロッパ系の大人291人から回答を得ている。

 

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