2019年8月29日 第35号
ノバスコシア州出身の民族芸術画家として知られるモード・ルイス氏の猫と蝶を描いた作品が13000ドルで購入されたと、26日に売却したギャラリーのオーナーが語った。
購入したのは同州に住む愛好家で、売りに出して24時間で購入されたという。作品自体に名前はなく、白い猫の頭上に3匹の蝶が描かれた作品だった。
この描かれた白い猫の表情が、「グランピーキャット」として有名になったアメリカ大リーグを観戦する不機嫌そうな猫の表情にそっくりだという。ギャラリーのオーナーは、もう少し売れるのに時間がかかればギャラリーでもっといろいろな人に見てもらえたのだがと少し残念そうに語っている。
ルイス氏はノバスコシア州生まれで、1970年に亡くなるまで夫とともに小さな家に住み植物や野生生物の絵を描いて暮らしていた。描く対象は素朴ながら独特の画風でファンも多い。彼女の人生は2017年に映画にもなっている。そのためカナダ国内だけではなく、海外にも彼女の作品が知られることになった。