2019年8月1日 第31号

 ブリティッシュ・コロンビア州民が家計事情で厳しい状況にある実態が明らかになった。会計事務所MNPが7月29日に発表した消費者負債指数によると、毎月末に支払い不能状態まで200ドル以下という苦しい状況に陥っているBC州民が44パーセントもいることが分かった。これは3月の前回調査より5パーセント上昇している。

 一方、全国的には改善傾向にある。アルバータ州は4パーセント減少して44パーセント、サスカチワン・マニトバ州は6パーセント減の40パーセント、オンタリオ州4パーセント減の44パーセント、ケベック州8パーセント減43パーセント、東海岸州9パーセント減46パーセントと、数字こそ変わらないものの他の州は改善している。

 BC州は失業率でも全国で最も低く、経済状況も良好とされている中で、44パーセントが破産状態まで200ドル以下という数字に厳しい生活状況が表されている。

 さらに負債状況では、国民の61パーセントが自身の負債状況が「悪い」と答え、46パーセントが破産寸前で支援を求めることが恥ずかしいと感じているとの結果も報告している。

 

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