2019年7月25日 第30号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市中心部で6月14日午後、催涙スプレーを使った強盗事件が発生した。犯人を追っている警察は、容疑者と思われる人物の画像を公開して情報提供を呼びかけている。

 強盗に遭ったのは市内に住む52歳の女性で、ナンバー3ロードとサバ・ロードの交差点近くにある両替所から、止めておいた自分の車に戻ろうと歩いているところを襲われた。

 この女性に近づいた男は、催涙スプレーとみられるものを女性に何回か噴射、持っていた財布を奪おうとしたものの、女性に大声を出しながら抵抗されたため、そのまま逃げ去った。

 この事件を捜査しているリッチモンド連邦警察(RCMP)は、当時その場に多くの人が居合わせたと思われることから、通行人からの情報提供や、車で通りかかった人にはドライブレコーダーに当時の映像が残っていないか確認するよう、呼びかけている。

 現在分かっている犯人の特徴は、細身のアジア系男性で、ダークグレーのフーディーを着てサングラスをかけ、野球帽を被っていたこと。また肩から黒いダッフルバックをたすき掛けしていた。

 同市内では今月に入ってから、銀行のATM機で引き出した現金を狙った自転車強盗も連続しており、RCMPでは警戒情報を出していた。こちらの犯人像は、20代後半から30代前半の体格のよい白人で、身長は約183センチ(6フィート)、濃い色の短髪となっている。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。