2019年7月11日 第28号
日系カナダ人の祭典パウエルストリート・フェスティバルが今年は例年と様相が変わって開催されることが分かった。フェスティバルを主催する実行委員会は声明で、現在オッペンハイマーパークで生活しているホームレスの人々に影響を与えないよう、公園内は使用せず、公園の周りで行うと発表した。
ホームレスの人々への配慮から同フェスティバルが公園使用を断念したのは2014年以来2回目となる。
バンクーバー市の公園を管理する公園庁ストゥワート・マッキンノン委員は、もっと市やブリティッシュ・コロンビア州政府、連邦政府が協力して積極的にこうしたホームレスの人々が生活できる環境を整備すべきと今回の件で意見を述べている。
現在公園には約100個のテントが張られているという。公園は市民の憩いの場として提供されるべき場所で、安全でなくてはならないと語り、現状では公園を利用したい人も、テントを張るホームレスにも決して安全とは言えないと主張した。