2019年7月11日 第28号
アルバータ州のジャスパー国立公園で4日、雪渓の上に現れていた不発弾を、通りがかった登山者が発見した。
場所は同公園を代表する山、アサバスカ山の北稜で、カナダ山岳ガイド連盟(ACMG)のメンバーが発見した。一行は現場には手を付けず写真だけを撮って下山、ジャスパーの町に駐在するカナダ連邦警察(RCMP)に報告した。
RCMPは付近一帯を立ち入り禁止にするとともに、爆発物処理班が国防省と協力して不発弾の処理方法を検討した。7日には同州デンウッドのウェーンライト陸軍基地から到着した弾頭処理チームが、現地で弾頭を爆破処理した。
不発弾は突然爆発する可能性もあり、同様の物体を発見した場合は決して触らないよう、RCMPは注意を喚起している。またその観点から、今回の登山者が取った行動は称賛に値するとコメントしている。