2019年5月9日 第19号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョン・ホーガン州首相は7日、同州内、特にメトロバンクーバーとビクトリアでガソリン価格が高騰していることについて懸念を示し、理由を調査すると発表した。

 メトロバンクーバーではガソリン価格が4月中旬から1リットルにつき約1・70ドルをつけている。北米で最も高い。

 ガソリン価格が高騰する背景には、さまざまな理由があるという。バンクーバーの場合、精製所が少ないことやオイルをアルバータ州やアメリカからの供給に頼っていること、季節、税金などが考えられるとされている。ホーガン州首相は「それでも他州に比べて高すぎる」と、石油会社が他州に比べて利益を多く上乗せしているのではないかと疑問を呈している。もしそうであれば、受け入れられない事態として、BCユーティリティ・コミッション(BCUC)に、他州との価格の差の原因を調査するとともに、石油会社に価格設定について説明するよう求めることも明らかにした。

 さらに、ガソリン価格高騰についてジャスティン・トルドー首相とも話し合ったと明かし、連邦政府側でも調査することを約束したと語った。

 

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