2019年3月28日 第13号
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーを訪問していたジャスティン・トルドー首相は24日、今秋実施される総選挙にバンクーバー-キングスウェイ選挙区の候補者としてCTV元アナウンサーのタマラ・タガート氏を擁立すると発表した。
支援者の前でスピーチしたトルドー首相は、すでに選挙戦モードさながらの野党批判を展開。保守党前党首スティーブン・ハーパー前首相とアンドリュー・シェア現党首の政策を批判し、保守党の富裕層優遇政策と異なり、自由党は中間所得層を優遇し、経済、環境、住宅問題などを解決していく政策があると語った。
トルドー首相は現在SNCラバランスキャンダル問題で野党から批判され、現在支持率でも一部の世論調査で保守党にリードされている。政権維持のためにはBC州での議席獲得増加は必須で今後も力を入れてくる可能性が高い。
現在同選挙区は2008年に当選した新民主党(NDP)ドン・デイビーズ議員が保持。自由党にとっては厳しい戦いになることが予想される。