2019年2月21日 第8号
ケベック州モントリオール市のマギル大学が、個人からの1回の寄付としてはカナダ史上最高額となる2億カナダドルの寄付を受けたと13日、発表した。
寄付は、ジョン・マッコール=マクベインさんと妻のマーシーさんが創設した、マッコール・マクベイン基金からのもの。マッコール=マクベインさん夫妻は、クラシファイド広告大手のトレーダー・クラシファイド・メディアの創立者。
この寄付をもとに、マッコール・マクベイン奨学金が創立されると、マギル大学のスザンヌ・フォルティエ学長が発表の中で明らかにした。奨学金は最高で75人の大学院生や専門性の高い学科の学生らの学費全額を支援できる。またメンターシップやインターンシップ、またリーダーシップ開発の機会が与えられるという。このような奨学金はカナダ初とのこと。
マーシー・マッコール=マクベインさんは、同市のモントリオール大学で行ったスピーチの中で「好奇心にあふれたオープンマインドを持ち、知識とスキルを持ち合わせビジョンをアクションに移そうとしている学生を支援していきたい」と語っている。
奨学金の申請は2020年に開始される予定。マギル大学によると、選考では主にコミュニティへの貢献度と知的好奇心、起業家精神、また学業成績の優秀さと秀でた人間性について審査されるという。