2019年1月10日 第2号
配車アプリを利用し、自家用車の相乗りを手配するライドシェア・サービス。その世界的大手ウーバーを利用していたドライバーが、酒気帯び運転で逮捕される事件が起こった。
逮捕されたのは、オンタリオ州トロントの北にあるウィッチチャーチ=スタフビル地区に住むデニス・ロマニン容疑者(55歳)。12月31日零時過ぎ、酒気帯び運転の疑いがある車両に関する通報を受けたヨーク地区警察が、ロマニン容疑者の運転する車がウーバーの利用客を乗せようとしているところを現行犯逮捕した。この時の同容疑者の血液からは、許容値である百ミリリットル中80ミリグラムを超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の容疑で告訴された。
ヨーク地区警察は、12月に入ってから酒気帯び運転の取り締まりを強化していた。またクリスマスイブから大晦日までの間に、同警察の管轄下で逮捕された酒気帯び運転の件数は22件に上ったという。同警察署は、酒気帯び運転は社会的に容認されない犯罪であることを周知徹底させる努力を続けてきた。しかしすべての世代での違反者が増加している事実を重く見、この「危険な兆候」を食い止めるために、違反者の氏名を毎週月曜日に公表することにした。