2018年12月6日 第49号

 カナダ統計局は11月30日、第3四半期(7月から9月)の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比2・0パーセント増となり、前期の2・9パーセント増よりも緩やかな伸びとなったと発表した。

 カナダ銀行は10月の報告では第3四半期の成長率予想をそれまでの1・5パーセントから1・8パーセントに上方修正していた。

 9月のGDPは前月比0・1パーセント減となり、それまで7カ月連続増加から8カ月ぶりに減少に転じた。

 要因は住宅投資や自動車購入が減少したためと分析している。鉱業と石油精製は好調だった。

 カナダ銀行は10月にも金利を引き上げ1・75パーセントとし、2017年から5回金利を引き上げている。しかし次回の発表での引き上げは見送られる可能性が高いと予想されている。

 

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