2018年11月8日 第45号

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)のレギュラーシーズンが今季最終戦を迎えた。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーをホームとするBCライオンズは、11月3日BCプレースでカルガリー・スタンピーダーズとの最終戦となった。

 すでにプレーオフ進出を決めている両チームだが、スタンピーダーズは西地区首位がかかった試合。一方、ライオンズはブオノ監督の監督して最後のホーム試合と、どちらにとっても負けられない一戦となった。

 しかし試合はスタンピーダーズの一方的な展開で、ライオンズは後半に1タッチダウンを決めるのがやっと。結局9‐26でスタンピーダーズが勝利した。

 今季限りで引退することを発表していたブオノ監督にとってバンクーバーでの最終戦となったこの日の試合は、監督への感謝を示す演出が多く用意されていた。ハーフタイムには、家族や元チームメートなどが監督を囲んで、CFLへの貢献に感謝の気持ちを示すセレモニーが行われた。

 試合後、ブオノ監督はホーム最終戦を白星で飾れなかったことについて、「試合以外のところで選手の気が散ることが行われていたから」と苦笑い。選手たちを責めることはなかった。

 チームは11日、ハミルトンでタイガーキャッツと東地区準決勝を戦う。まだまだシーズンが終わったわけではない。有終の美を飾れるチャンスは残っている。

 

後半から出場しライオンズにホーム今季最後のタッチダウンをもたらしたQBジェニングス(左)(Photo by Preston Yip)

 

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