2018年11月1日 第44号
カナダポスト労働組合(CUPW)によるストライキは2週目に突入した。10月22日から始まったストライキは、24時間交代で全国各地で実施されている。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、初日の22日に州都ビクトリアで実施された。メトロバンクーバーでは27日午前9時から、バンクーバー市、バーナビー市、リッチモンド市、ノースバンクーバー市、ウエストバンクーバー市がストライキに突入。約3500人が実行した。
29日午前8時からはメープルリッジ、サレー、チリワック、コキットラム、ニューウエストミンスターなど12市町で、同日正午にはプリンス・ジョージでも実施。30日には州内内陸部の都市でストライキに入った。
これらの都市では24時間ストライキが実施され、24時間後には通常の業務に戻っている。しかし、ストライキのために配達が通常より遅れるとCUPWは発表している。
BC州以外でも全国でストライキは実施され、23日にはトロントとその近郊で9千人規模の最大のストライキが2日間にわたり実施された。ケベック州モントリオール市でも29日午後10時30分から24時間ストライキに入った。
CUPWは現在、特別調停責任者を通してカナダポストとの交渉を続けているとしながらも、今後も交代制のストライキを続けると発表している。