2018年9月20日 第38号

 ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)の複数のチームでプレーしていたオンタリオ出身の元ホッケー選手ティム・ブレントさんが自身のツイッターとフェイスブックで、狩猟で仕留めたグリズリーベア(ハイイログマ)と一緒に写っている写真を掲載して批判の声があがっている。

 各メディアで取り上げられたのは17日だが、ブレントさんが写真を掲載したのは今月10日。さらに12日にはヘラジカと一緒の写真も掲載している。

 これに対してソーシャルメディアでは批判の声が強く、中には脅迫メッセージもあったとブレントさんは主張。ツイッターに報告したが脅迫として扱われなかったとツイートしている。14日には、狩猟を掲載すると、こうしたツイートを常に受けると不満をぶつけている。

 ブレントさんが狩猟をしたのはユーコン準州。同準州政府によると同準州での狩猟シーズンは、グリズリーベアが8月1日から11月15日まで、ヘラジカが8月1日から10月31日までという。今回の狩猟は狩猟シーズン内であり違法ではないとしている。

 自然保護活動家や動物愛好家などからは、狩猟を伝統として愛好する人々への批判の声があがっている。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。