2018年8月30日 第35号

 サスカチワン州レジャイナ市で21日、11回目となるサスカチワン州マスタード・フェスティバルが開かれた。

 世界で取引されるマスタード・シードの半分以上をカナダが生産していることは、あまり知られていない。そしてサスカチワン州の約1200軒のマスタード農家は、そのカナダ産マスタード・シードの75パーセント近くを生産している。このことからもわかるように、同州にとってマスタードは、重要な意味を持っている。

 このことの認知度を高めるために開催されたフェスティバルでは、定番のホットドッグはもとより、マスタード・アイスクリームやマスタードでコーティングされたビスケットなど、地元のフードベンダー18件が、意匠を凝らしたマスタード・レシピを披露、千人を超えた参加者による人気投票が行われた。優勝したベンダーは、トロフィーの代わりに黄色いシェフコートを受け取り、来年のフェスティバルまでの1年間、優勝者であることを来店客に知ってもらえるよう、掲げておくことができる。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。