2018年5月24日 第21号

 ノバスコシア州シドニー市のレストランが企画した大食いチャレンジに、オンタリオ州出身の若者が成功した。

 同市でアレクサンドラズ・ピザを経営するジャスティン・アイルさんが企画したのは、『6ポンド・ドネル・チャレンジ』。今では地元で最もポピュラーな軽食メニューとなったドネルは、もとは1960年代、市内のギリシャ料理店が始めたギリシャ料理の軽食ギロがその始まりだといわれている。スパイスで味付け、グリルしたラム肉と野菜などを、ピタパンでくるむスタイルがオリジナルだが、やがて地元の嗜好に合わせ、牛肉と甘めのマイルドなソースのドネルとなった。

 アレクサンドラズ・ピザが提供する6ポンド(約2・7キログラム)のドネルは、大皿の上に敷かれた、普通のピザよりも大きいピタ生地(これだけで1ポンド)の上に具材ー牛肉、トマト、玉ねぎなどがニンニクベースのソースで絡められたものーが富士山のように盛られている。

 この巨大ドネルを1時間以内に完食することが条件だが、今まで多くの人が達成できなかったこの挑戦を成功させたのが、オンタリオ州ガレフ市から19日、はるばるこのドネルを食べに来たジョエル・ハンセンさん(22歳)。ハンセンさんはこれまでにも、いくつかの大食いチャレンジに成功している。中には米ニューヨーク州バッファローで行われた、子犬ほどの重量のアイスクリーム・サンデーを完食した記録もある。

 そんなハンセンさんだが、普段の仕事はフィットネス・モデル。巨大ドネル完食後に、空となった皿と一緒に写っているタンクトップ姿の彼の写真を見ると、確かに筋骨隆々としていて、とても大食漢のようには見えないのが不思議だ。

 

 

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