2018年5月24日 第21号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドの劇場で、ギタリストが連続演奏時間の世界記録更新に挑戦した。

 ギタリストのスピリット・クールさんは、同市リバーロック・カジノのステージで、7日から演奏を始めた。世界記録のために認められている小休止をはさみながら演奏を続けたクールさん、演奏を終了したのは12日のことだった。通算演奏時間は124・5時間となり、それまでのギネス世界記録、アイルランドのデビッド・ブラウンさんが持っていた114時間を超えた。

 また両親をがんで亡くしたクールさんは、このマラソン演奏で1万ドルを超える寄付も集め、カナダがん協会に寄進した。ちなみに、そのうちの6千ドルは演奏舞台となったリバーロック・カジノが、演奏が1日延びるたびに1千ドルを積み上げたものだった。

 クールさんの記録は、ギネス世界記録のオフィスで検証が終了して問題無しとされれば、正式な世界新記録となる。規程によると、演奏者は1時間の演奏後5分の休憩を取れることになっている。またこれをまとめて取ることも可能だったので、彼は24時間の連続演奏後に2時間の休憩を取りながら、演奏を続けていった。

 

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