2018年4月5日 第14号

 連邦政府は4月2日ブリティッシュ・コロンビア州にこの先10年で約41億ドルを支援すると発表した。

 インフラ・地域社会大臣アマルジート・ソーヒ氏がBC州を訪問し、BC州運輸大臣クレア・トレバナ氏と共に合意書に署名した。

 今回の支援は、公共交通機関、グリーンインフラ、レクリエーション施設、地方と北方コミュニティーでの事業計画に特化したもの。

 連邦政府とBC州は、メトロバンクーバーの公共交通機関充実のための、10年間70億ドルについてすでに合意。バス運行の増加、スカイトレインのバンクーバー市ブロードウェイ線建設、サレー市での鉄道建設を実現できるとしている。

 今回はその支援にさらに上乗せされる。BC州トレバナ運輸大臣は、「今回の連邦州政府による合意はBC州民の生活に大きな好影響を与える」と語った。

 ソーヒ大臣はこうした地域への連邦政府の投資は、カナダ自由党政権が掲げる国内コミュニティーへのビジョンを実現するのに役立つと語った。

 ソーヒ大臣は翌日にはアルバータ州を訪問し、インフラ整備を目的とした事業に10年で州に33億ドル、同州エドモントン市に8億6千万ドルを支援すると発表した。

 今回の連邦政府の発表は、12年で1800億ドルを、公共交通機関事業計画や地方・北方コミュニティーに支援すると約束した2016年の「カナダへの投資計画」の一環。

 この計画について国会予算委員長が先週、連邦政府は2016年に約束した金額の約半分を未分配のままという報告を発表したばかりだった。

 ソーヒ大臣は最後の1セントまで約束した1800億ドルはカナダコミュニティーに投資すると断言した。

 

 

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