2018年3月1日 第9号
ケベック州モントリオールで、少女を襲ってけがをさせた犬のオーナーに対し、ケベック州裁判所が有罪判決を下した。
事件が起きたのは2015年9月のこと。公園で遊んでいたバネッサ・バイロンちゃんの顔にピットブル系の犬が噛みつき、そのまま彼女を数メートル引きずった。バイロンちゃんの頬骨は七つの小片に砕かれたほか、頭蓋骨と腕も骨折する大けがを負った。今でもその時の傷あとが、彼女の顔に残っている。
この犬のオーナー、カリム・ジーン・ジルス被告は法廷で、事件当時彼の犬は刺激されたため攻撃に及んだ可能性があると弁明していたが、ピエール・ベリセル裁判長は、被告に過失傷害の罪に処する判決を下した。刑は最高で10年の禁固刑となる。