2018年2月22日 第8号

 ノバスコシア州の国立公園をドライブしていた観光客が17日、カーナビの指示通りに運転していたところ、道に迷い警察に助けを求める事態となった。

 場所は、同州北部に広がるケープ・ブレトン・ハイランズ国立公園。同公園は、カナダで最も美しいハイキングコースの一つカボット・トレイル(Cabot Trail)で知られている。

 この公園をドライブしていたカップルは、カーナビが提示した『最短コース』を選び、その指示通りに道を進んでいったという。結局その道では目的地に到達できそうにないことがわかり、方向転換して戻ろうとした時には雪に閉ざされ、身動きが取れなくった。そのうちにガソリンも食料も、そして携帯電話のバッテリー残量も少なくなり、警察に救助を求めた。カップルがどのくらい立ち往生していたかは明らかにされていない。

 連絡を受けた警察が現地に赴いたものの、この車を救出するためにはブルドーザーを用いて、場所によっては2メートルにも積もった雪を2時間半かけて、どけなければならなかった。

 警察は、不慣れな土地での長距離ドライブの際は、注意してカーナビを利用することと、万が一に備え十分な水や食料を携帯するよう呼びかけている。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。