2018年2月8日 第6号

 中華系カナダ人歌手が、米ミネソタ州ミネアポリスで開催されたアメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦にちなんだコンサートの舞台に、中国人として初めて立った。

 この歌手は、中国で大人気のクリス・ウーさん。中国で急増しているNFLファンのアンバサダーとしてスーパーボウル前日に開催されたライブコンサートに招待された。

 1990年に中国・広州市で生まれたウーさんは、10歳の時に母親とともにカナダに移民。2007年には韓国に渡り、2012年からは同国のアイドルグループEXOのメンバーとして活躍した。その後同グループを離脱、中国でソロ活動を始める。同国の映画『ロクさん(Mr. Six)』に出演したり、『西遊記2・妖怪の逆襲(Journey to the West: The Demons Strike Back)』で主役の玄奘三蔵を演じるなどして、一躍大スターとなった。中国のSNS微博(ウェイボー)の彼のアカウントには2800万の、またインスタグラムにも560万人ほどのフォロワーがいる。

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市と中国で活躍するウーさんは、同市のオリンピック・オーバルでバスケットボールの試合に参加しているところや、中華レストランで食事をしているところなどがよく目撃されている。

 

 

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