2018年2月1日 第5号
GPSによる追跡管理により、どこでも乗り捨てできる自転車シェアサービスを行っている中国企業が、その北米本社をブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市に開設する。
この会社ユー・バイシクル(U-bicycle)は、昨年10月より同州ビクトリアで、このサービスを開始している。チェーンによる油汚れを気にしないですむ、ベルトドライブの三段変速ギアを備えた自転車160台で開始された同サービスは好調で、今月より新型車250台が追加投入される。新型車は重量が旧型に比べ10パーセントほど軽くなっているという。
利用者はユーザー登録後、自転車の鍵をスマートフォンのアプリで操作し、どこにある自転車でも乗ることができる。またどこで乗り捨てても、施錠すれば課金が終了する仕組みだ(ビクトリアのサービスでは30分ごとに1ドルの課金となっている)。
カナダの投資家から支援を受けたユー・バイシクルは、北米の100を超える都市で78万台の自転車を運用するサービスを目指している。ビクトリアでの成功をもとに、バンクーバーを拠点に事業を展開することに意欲的な、北米ユー・バイシクルCEOのグレース・ミンさん。またBC州職業・貿易および技術大臣ブルース・ラルストンさんも、BC州の貿易や投資関係者が、ユー・バイシクルのような革新的な技術やサービスの導入に協力、BC州の雇用創出に寄与していると語っていた。