2018年2月1日 第5号

 ブリティッシュ・コロンビア州サレー市で1月23日、エレベーター内で配達員がピザのトッピングをつまみ食いする様子が防犯カメラにとらえられ、大手ピザチェーンが謝罪することとなった。

 メディアの取材を受けた高層マンションのコンシェルジェによると、男はエレベーター内の防犯カメラをしばし見つめている様子だったが、それから配達袋に入ったピザをエレベーターの床に置き、ピザのトッピングを食べ始めた。

 エレベーターが目的階に着いてドアが開く前には配達袋を元通りにし、何事もなかったかのように届け先へ向かったという。この一部始終をモニター画面で見ていたコンシェルジェは、開いた口がふさがらないといった様子で、すぐさまピザを注文した住人に連絡を取った。

 この件についてコメントを求められたピザチェーン、ドミノピザのマーケティング担当副社長ジェフ・カスマレックさんは、今回の出来事に対して謝罪した。その上で、同社には何千人というピザ配達人が毎日、最高のサービスを行おうと努力しているのに、今回のような事件でその信頼を失ってしまうことが残念だと述べている。

 なお、この配達員は昨年7月から働き始めた大学生とのこと。すでに同社をクビになっているが、ドミノピザはこの男の行為に犯罪性があるかどうかを確認するため、エレベーター内の映像を警察に提供した。

 

 

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