2018年1月1日 第1号
カナダ国内でも温暖な気候で知られるブリティッシュ・コロンビア州各地で12月19日、大雪に見舞われた。
同州最大都市バンクーバーでも同様で、今季一番の大雪に、町では道路で自動車がスリップしたり、立ち往生したりと事故が相次いだ。
またメトロバンクーバーの公共交通機関であるトランスリンク社は、バスの運行について大幅な遅れが出ることを利用者に発表した。
温暖な気候のバンクーバーでは、1シーズンで大雪に見舞われることはほとんどなく、そのため、市民の雪に対する意識の低さや準備不足などで交通機関の麻痺や事故などを引き起こす場合が多い。
昨季も予想よりも早く大雪に見舞われ、市も対応できず非難を浴びた。その教訓を生かし、この日は予報より早い大雪にも迅速に対応できる体制を取っていた、と市の担当者は語っている。
予報より早めに降り始めた大雪に、バンクーバー国際空港でも対応に追われ、この日は一日中ダイヤが大幅に乱れた。
BC州の電力会社BCハイドロは、雪の影響で停電が発生している地区があり、急ピッチで復旧作業に当たっていると発表した。