2017年12月21日 第51号

 最近、カナダ各地で病原性大腸菌O157に汚染されたレタスが原因と思われる食中毒が発生しており、カナダ公衆衛生局は注意を呼び掛けている。

 14日に発表された情報によると、これまでに死亡者1人を含む30件を超える食中毒が報告されている。州別にはオンタリオ州で6件、ケベック州とニューブランズウィック州がそれぞれ5件、ノバスコシア州で1件のほか、ニューファンドランド・ラブラドール州で13件となっている。

 年齢は4歳から80歳までと幅広く、70パーセントが女性だという。多くの人が、ロメインレタスを食べた後に食中毒を起こしていることが確認されている。衛生局が現在レタスが汚染された経路を調査している。

 病原性大腸菌による食中毒の症状は、吐き気や嘔吐、頭痛のほか発熱や激しい腹痛を起こし、下痢や血便を伴う。

 普通は2〜3日で食中毒の症状は治まるが、場合によっては死に至ることもある。

 

 

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