2017年12月21日 第51号
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーの公共交通機関を運営管理するトランスリンク社がスカイトレインの週末の運行時間の延長を検討していることが14日、分かった。
住民やビジネス界からの要望が多く、検討することにしたという。同社CEOケビン・デスモンド氏はスカイトレインの週末運行時間延長の要望が多く、どのような形で実現できるか検討に入ると語っている。
バンクーバーのダウンタウンと周辺市町村をつなぐ電車スカイトレインは、現在は開業当初から運行しているサレー市行きだけではなく、リッチモンド市やコキットラム市など、その他の地域にも延びている。そうしたことから利用者が急増、運行便数の増加など充実を図っている。
ビジネス界からは、週末はダウンタウンのレストランやバーで遅くまで楽しんだ人々が郊外への帰宅に利用できるため、飲食店やエンターテイメントでの経済効果が見込まれるとして後押ししている。
この動きにバンクーバー市だけでなく、コキットラム市の市長も歓迎の意向を表明している。
トランスリンクは時間を延長することによるメンテナンスへの影響などを考慮して、今後調査を進めるとしている。