2017年11月9日 第45号

 トルーノース・シーフード社が製造するスモークサーモンが、リステリア菌に汚染されている可能性があるとして4日、カナダ食品検査庁がリコールを発表した。

 対象となる製品は、トッパーズ・スモークサーモン・フレーク(レモン&ディル味。Topper's Smoked Salmon Flakes, seasoned with lemon and dill)で、製品コードは7873。賞味期限は2017年11月17日となっており、UPC番号は0 60719 72255 6。

 検査庁による検査で汚染が発見されリコールとなった。製品が出回っているのは主にニューブランズウィック州、ノバスコシア州、およびオンタリオ州だが、他州でも販売されている可能性があるという。 先週末の段階で、この汚染による食中毒は報告されていない。

 リステリア菌による食中毒の症状は、吐き気や嘔吐のほか、高熱が続いたり筋肉痛や激しい頭痛、首すじのこわばりなど。妊婦や老人、また免疫力が衰えている人は特に警戒する必要がある。妊婦が食中毒を起こした場合、本人の症状はカゼに似た穏やかなものであっても、早産や新生児への感染、流産の危険性があるという。また感染がひどい場合は、死亡することもある。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。