2017年8月24日 第34号

 ブリティッシュ・コロンビア州自由党はクリスティ・クラーク前党首が今月辞職し、まもなく党首選が開始される中、サレー前市長ダイアン・ワッツ議員の名前が急浮上している。

 2005年から2014年までサレー市長を務め、2015年10月の連邦総選挙で保守党から立候補し当選したワッツ議員は、自由党党首選出馬に興味を示しているという。

 22日は世論調査会社インサイツ・ウエストが調査結果を発表。もしも明日、自由党党首選投票が行われたら誰に投票するかという質問で、ワッツ議員に投票するが39パーセントでトップ、続いてバンクーバー前市長サム・サリバンBC自由党議員が30パーセント、マイク・デヨンBC暫定党首が28パーセント、BC州リッチモンド‐クイーンズボロー選挙区ジャス・ジョハル議員が24パーセント、前BC自由党議員ケビン・ファルコン氏が23パーセントだった。

 ワッツ議員支持は性別では男性が多く、年齢別では55歳以上が多い。さらにワッツ議員が党首になれば、今年5月の選挙で自由党が惨敗したサレー地区での巻き返しも期待できる。

 インサイツ・ウエストのマリオ・カンセロ代表はワッツ議員が人気の理由に、クリスティ・クラーク前党首のやり方と不人気が5月の選挙結果につながったため、外部からの党首候補に期待があるのではと分析している。

 現在のところ、立候補を正式に表明している人はなく、党首選の日程も発表されていない。

 ちなみに同調査会社による新政権への評価結果は、新民主党(NDP)政権ジョン・ホーガン州首相の、これまでの活動ぶりを支持すると答えたのは52パーセントと半数を超え、支持しないは31パーセントだった。NDPと協力体制を取っているグリーン党アンドリュー・ウィーバー党首を支持するは48パーセントだった。

 

 

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