2017年7月27日 第30号

 ブリティッシュ・コロンビア州内陸部の都市、ケローナに住む17歳の少女が15日、イギリスとフランスの間のドーバー海峡を12時間弱で泳ぎきった。

 エミリー・エップさん(17歳)は先月、同州バンクーバーに近いボーエン島の一周30キロメートルを泳ぐなど、32キロメートルのドーバー海峡横断の準備を進めてきた。

 この日、普通の水着と水泳帽、ゴーグルだけという最小限の装備でイギリス・ドーバーの白い崖を後にしたエップさん。低い水温や風による波、またうねりなど条件は良くなかったほか、クラゲにも何回か刺されたというエップさん。その一方で、アザラシが彼女の後について泳いだり、ネズミイルカも現れたりするなどし、彼女が日常の訓練で泳いでいたオカナガン湖では遭遇しえない体験に感動もしていた。

 そして海峡を11時間57分かけて横断、対岸フランスの、ダンケルクの西にあるキャプ・グリ・ネに無事到達した。ドーバー海峡横断のルールや公式タイム測定などを行う英仏海峡水泳協会(Channel Swimming Association)によると、彼女はドーバー海峡横断に成功した43人目のカナダ人となったと同時に、BC州内での最年少記録も更新した。

 エップさんの水泳コーチのブレント・ホッブスさんは2008年に海峡横断に成功している。彼の成功談が、エップさんに海峡横断を決心させた。彼女の挑戦の目的は、妹がケアを受けている小児向けホスピス、カナック・プレース(Canuck Place Children's Hospice)への寄付集め。今回の成功により、4万3000ドルの寄付が集まったという。

 

 

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