2017年6月22日 第25号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市議会は15日、アルコール類販売ライセンスに関する条例の変更を可決した。これによりアルコール類販売に関する規制が緩和され、地元ビジネスとコミュニティの活性化につながると市では説明している。

 主な変更点は以下のとおり。

・食糧販売店の中に設けられた酒類販売店(store-in-store)でのワイン、ビール、リカー類の販売を認可
・美術館や博物館といった、文化芸術関係の施設でのアルコール類の販売を認可
・レストランなどの、アルコール類を販売できるパティオの座席数の拡大
・ビールなど醸造所に付属したアルコール類販売ラウンジの営業時間を、深夜零時まで延長
・レストランが午後10 時以降にアルコール類を提供する場合、調理場を開けておかなければならないという規制を撤廃、レストランがバーとして午後10 時以降に営業することを支援
・公共の安全と健康の観点から、利用客に適切な情報を与えるため、アルコール類のメニューには、容量と度数とを明記する
・公共の啓もうと違反摘発強化のために、BC 州酒類管理局(BC LCLB - BC Liquor Control & Licensing Branch)とバンクーバー・コースタル保健局の協力を促進
・深夜のグランビル通りのバーやクラブの外にできる人だかり緩和のため、閉店の1時間前からは新たな客や、いったん外に出た客の再入店を認めない、など

 

 

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