2017年6月1日 第22号
ブリティッシュ・コロンビア州南部の各地で5月29日夕方、普段より低く飛ぶエアカナダの旅客機が、戦闘機のような小型機に追尾されている様子を多くの人が目撃した。
地元メディアには、目撃者からの連絡が相次ぎ、最悪の事態を憂う声が多く聞かれたという。
しかし実際のところ、これはエアカナダの宣伝用撮影だった。この日の午後、エアカナダは自社のツイッターで、この件を予告していたが、メディア向けのプレスリリースは出していなかった。多くの人が見た、旅客機に接近するジェット戦闘機のような飛行機は、撮影のための小型ビジネスジェット機だった。同航空会社は先日、新塗装パターンを発表しているが、今回はそのパターンに塗られた新型機、ボーイング787型機を使用しての撮影だった。
この件に関するコメントを求められたエアカナダは、ツイッターを確認するよう回答している。また過去2年間に行われた2回の撮影時にも、同社は一般市民のほかメディア、バンクーバー国際空港、さらに警察消防にツイッターを通じて連絡してきたと付け加えている。