2017年4月6日 第14号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市中心部を南北に走る新交通システム、カナダライン。その列車が走る高架線路の橋脚に乗用車が激突したため、一時列車の運行が見合わされた。

 事故が起こったのは3月26日正午前で、橋脚に突っ込んだのはセダン型のBMW。場所はNo・3ロードとアクロイド・ロードの交差点付近で、橋脚にぶつかる直前は、高架下を走るNo・3ロード北向きに走っていた。しかし前を走っていたベンツのSUVが、同交差点を右折しようとしたところに追突、はずみで道路脇のコンクリート製の橋脚に激突して停止した。

 BMWの運転手は怪我を負い病院に搬送されたが、命に別状はないという。また、アルコールやスピードの出し過ぎは事故の原因ではないと警察ではみている。

 この事故のため、カナダラインは、同市内のブリッジポート駅とブリッグハウス駅の間で運行を休止し、技術員が橋脚の被害の検査を行うとともに、同区間のバスによる代替輸送が行われた。検査の結果、運行に支障がないことが確認でき、運転が再開されるまでに約40分かかった。

 

 

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