2017年1月12日 第2号

 オンタリオ州ウォータールー出身の女性が、イタリアの山岳地帯で現地時間の1日、ハイキング中に転落、死亡した。

 この女性は、チェルシー・レベッカ・アルバレスさん(24歳)。イタリアとオーストリアの国境に広がる南チロル地方の、標高2200メートルほどの山岳地帯をハイキング中にバランスを崩し、150メートル下の谷底の岩場に転落、その場で死亡が確認された。

 アルバレスさんは最近、同州キチナーにあるコネストガ・カレッジの機械工学システム科を卒業したばかり。また彼女は、オンタリオ・ホッケー・リーグのチーム、バリー・コルツの元キャプテンのコリン・ビーナさんと婚約していた。ビーナさんは現在、ヨーロッパ・ホッケー・リーグのスターチング・ブロンコスに所属している。

 アルバレスさんが5年ほど働いていた地元のレストラン、セント・ルイス・バー・アンド・グリルの同僚は、アルバレスさんは明るく美しい女性で、みんなが訃報にショックを受けていると取材に話している。レストランは哀悼の意を表すため、2日夜は休業した。ホッケーチームのメンバーは、試合後によくこのレストランに立ち寄っていたという。

 ビーナさんがヨーロッパでホッケー選手として活躍するため、二人はほんの2〜3カ月前にウォータールーを後にしたばかりだった。

 

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