2016年12月8日 第50号
衝突時にシートベルトが運転手や助手席の人の体を保持しない恐れがあるとして、フォードは以下の車種のリコールを2日に発表した。
フォード・フュージョン(2013〜2016年モデル)
リンカーンMKZ (2013〜2015年モデル)
フォード・モンデオ (2015〜2016年モデル)
対象となる68万台のうち、カナダで販売されたのは3万5614台で、メキシコ・エルモシージョ工場かアメリカ・ミシガン州フラットロック工場で製造されたもの。
事故時の熱により、シートベルトのたるみを巻き上げるプリテンショナーが所定の機能を果たさなくなる恐れがあるという。
リコール発表の中でフォードは、このことが原因とみられる事故を2件、また人体への損傷を2件把握していると述べている。
リコール修理は最寄りのディーラーで無料で行われる。プリテンショナーが熱の影響を受けにくくするための、コーティングがほどこされる。
このほかフォードは、2017年モデルのフォード・フュージョンの、左側後部座席の背もたれ部分のフレームに関するリコールも発表している。背もたれを倒すためのヒンジ部分の溶接が適切に行われていなかった可能性がある。ただ、カナダで対象になるのは2台だけとのこと。