2016年9月22日 第39号

 グラウスマウンテン・リゾートは19日、リゾートの管理運営と485ヘクタールの土地を売却すると発表した。

 グラウスマウンテンは、1974年にバンクーバーを拠点とするマクラリン・ファミリーが管理運営し、89年に完全買収、以降約40年間にわたり所有し続けてきた。

 今回の売却の理由について、同ファミリー広報は「同リゾートのビジネスが非常にうまくいっていて、売却するにはいいタイミングと感じているようだ」と語った。売却については特に期限や売却希望額は公表されていない。

 グラウスマウンテンはバンクーバーの象徴的な観光地で、街からも近く、冬はスキー、夏はアウトドアなどが楽しめ、年間140万人の観光客が訪れる。

 リゾート地売却と言えば、バンクーバー近郊の代表的なリゾート地ウィスラー・ブラッコムが先月、コロラド州を拠点とするベイルリゾートに14億ドルで買収されたことはまだ記憶に新しい。

 今回の売却について、ウィスラー・ブラッコムとの関連性は特にないと広報は語っている。

 

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