2016年9月1日 第36号

 自由党政権は26日、国連平和維持活動への参加を強化すると発表した。4億5千万ドルの支援とカナダ兵士600人、警察官150人を派遣する。空輸活動、医療、エンジニアリング、兵士などの訓練活動も活動内容に含まれている。

 カナダ兵の派遣先についてはアフリカが有力で、マリ、コンゴ、中央アフリカ共和国の名前が挙がっている。情勢が不安定なアフリカだが、カナダ軍の任務は「平和維持活動」に徹することをカナダ国連大使マーク‐アンドレ・ブランチャード氏は地元ラジオ局のインタビューで強調した。

 派遣先は9月にイギリス・ロンドンで行われる国際平和維持活動会議か、ニューヨークで行われる国連総会で正式決定する。

 国連平和維持活動への積極参加は自由党政権の公約でもあり、9月の国連総会にはジャスティン・トルドー首相も参加する。

 

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