ハルジット・サージャン国防相は6月30日、カナダ軍をNATO(北大西洋条約機構)の任務の一環として東欧に派遣すると発表した。

 ロシアに近い地域で多国籍戦闘群の立ち上げに合流する。すでにアメリカ、イギリス、ドイツの参加が決まっている。詳細は発表しなかったが、派遣地域はラトビアとされ、500人から1000人の兵士をNATO軍が撤退を決定するまで派遣する予定とみられている。カナダはこれまで東欧にはNATO軍として、クリミアやポーランドに兵士を派遣している。

 今月1日、北米3カ国首脳会議に出席するためにオタワを訪問していたアメリカのバラク・オバマ大統領は、国会で演説。「NATO同盟国として、そしてカナダの友人として、カナダを含むすべてのNATO加盟国が、共通の安全を共有するために貢献することで我々の安全が確保される」と語り、「カナダ軍は非常に優秀であり、誰かの言葉を引用させてもらうならば、世界がもっとカナダを必要とし、NATOがもっとカナダを必要とし、そして、アメリカがカナダを必要としている」とカナダのNATOへの任務の重要性を説いた。

 

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