ブリティッシュコロンビア大学(UBC)は新学長にサンタ・オノ氏が就任することが決まったと13日発表した。同日には同大学構内で記者会見が行われ、素晴らしい大学を率いていく機会に恵まれ非常にうれしく思っていると語った。

 バンクーバー生まれのオノ氏は、両親が日本からアメリカを経てカナダに移住。父のタカシ・オノ氏は60年代初めに同大学で教壇に立っていた。専門は数学。その後、家族で再びアメリカに移り、サンタ・オノ氏はシカゴ大学を卒業後、モントリオールのマギル大学で実験医学の博士号を取得している。卒業後はジョンズ・ホプキンズ医学校やハーバード大学医学大学院などを経て、2010年にシンシナティ大学へ、2012年に同大学学長に就任した。

 オノ氏は自身のユニークな名前の由来について、父親が日本の昔話に出てくる侍「さんたろう」から付けたものと説明。しかし数学者は引いたり足したりするのが好きだから「ろう」を引いてしまったと以前のインタビューで語っている。ちなみに兄はモモロウで「桃太郎」に由来していると語っている。

 UBCでは今秋から実務を開始する。

 

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