ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドに事務所を持つトップ不動産業者が、全国紙に事実無根の記事を書かれたと、名誉毀損で訴える構えでいる。
ことの発端となったのは、全国紙グローブ・アンド・メール紙が先月掲載した記事。匿名で取材を受けたビジネスマンによると、この不動産業者レイラ・ヤンさんは暴力グループとのつながりをほのめかして彼を恫喝したという。このビジネスマンは、その時のやりとりを録音したものを新聞社に提供している。
また彼は、ヤンさんが扱った430万ドルの住宅の売買について、入札競争をあおったのではないかという疑問を呈したあとに、彼女から恫喝を受けたと語っている。さらに彼は、この住宅には当時所有者は住んでおらず、購入者は所得税逃れをしたのではないかとも疑っていた。
これに対しヤンさんの代理人を務める弁護士は、ヤンさんはこの人物と会ったことも話したことも、また代理となったこともなく、この記事は事実ではないとするコメントをメディアに送付している。その上で、事実無根のゴシップねたにより、自身の清廉潔白な経歴が影響を受けたとし、名誉毀損と経済的関係への妨害で告訴するつもりだとしている。
経済的関係としては、ヤンさんはリッチモンド市内にいくつもの不動産を所有している。その中には、リッチモンド東部のブランデル通り沿いに20エーカーの土地(1100万ドル)や、No・3ロード沿いの10エーカーの土地(598万ドル)がある。
なお告訴手続きが進行中かどうかを確認するメディアの電話取材に対しては、代理人弁護士は答えていない。
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