アルバータ州フォートマクマレー近くで発生した山火事が広がるにつれ、近郊のオイルサンド会社に大きな影響を与えている。

 専門家によれば6日の時点ですでに1日当たりの減産量が約100万バレルにも達しており、今後この数字は増える傾向にあるという。フォートマクマレー近郊はオイルサンド生産地で知られており、多くの石油会社が生産を行っている。

 これまでのところ、大手石油会社サンコア社が同地区の生産を全面停止し従業員を避難させた。他の企業も全面停止、もしくは減産など同様の措置を取っている。

 そのため、天然資源産業が主要産業のカナダ経済に大きな影響が出るのではないかとの見方が強い。5月の国内総生産(GDP)に影響することはもちろん、5月中に生産が再開されても、すぐには回復できず6月にも影響が出るとみられている。専門家は第2四半期の成長率について、これまでの予測より1から1・5パーセント下方修正している。

 

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