ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー空港に到着した中国からの乗客が、はしかに感染しているおそれがあると、当局が発表した。

 この乗客は、中国・北京から中国国際航空991便で3日午前9時30分頃バンクーバー国際空港に到着したが、その後はしかの症状が現れた。また機内で感染した可能性があるという。

 バンクーバー・コースタル保健局では、この便の乗客、またこの時間帯に空港の国際線到着ロビーに居合わせた利用客に対し、はしかの予防接種が有効かどうか確認するよう呼びかけている。

 はしかの症状は、熱、せき、鼻水、結膜炎などかぜの症状に似ているが、やがて赤い発疹が全身に広がる。空気感染力が極めて強い上に死に至る危険性があるため、はしかの恐れを疑い受診する場合は、待合室での感染を避ける準備を医療機関が行えるよう、事前にその旨を伝えて予約を取ってほしいと保健局ではアドバイスしている。

 

System.String[]

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。