連邦政府ジョン・マッカラム移民・難民・市民権相は15日、留学生の永住権取得が今よりも容易にできるよう規則を改正する可能性を示唆した。留学生は永住権取得の特別枠に関し、「不当に扱われている」との認識を示し、「永住権候補者として、留学生をもっとカナダに取り込む努力をしなくてはならない」と語った。

 この特別枠は前保守党政権時代に導入され、必要とされる特別技術を持つ外国人労働者を対象に、6カ月以下で特別に早く永住権を取得できる制度。

 マッカラム移民相はさらに特別枠については、申請に必要な労働市場への影響判断に関する書類を雇用主に義務付けている規則についても再審査するとの考えを示した。これについてはカナダ商工会議所から大きな壁になっているとの不満が出ていた。

 自由党政権は保守党政権時代に制定された市民権法について変更することも発表している。詳細は3月22日の予算案で示されるとみられている。

 

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