ノバスコシア州ハリファックス港で3日、エンジンの試運転を行っていたフリゲート艦ビレ・ドゥ・ケベックで、4基あるディーゼルエンジンの1基から出火したが、すぐに消火された。
ディーゼルエンジン自身は鋼鉄製の隔壁で被われているが、そこに備え付けられた視認窓から出火が確認され、操作員がすぐに消火スプリンクラーを作動させ鎮火させた。現場に居合わせた3人の作業員は煙を吸い込んだ恐れもあるため、予防措置的に病院で検査を受けた。
また出火当時、船には200人ほどの乗組員がいたが、行方不明者などトラブルはなく、海軍ドックの消防隊が鎮火の確認を行った。
大西洋方面海上軍では、現在出火の原因と被害の程度を調査している。同艦は昨年12月に装備の近代化作業を終えたばかりで、乗組員の慣熟訓練と装備のテストが行われていた。