ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで9日、日没を見に同市北部の山へ登ったハイカーらが下山中に迷い、救助隊に救助された。
一行は7人だったが、誰も懐中電灯などを持っていなかった。当日の日の入りは午後4時半過ぎだが、暗くなった山道に迷い午後6時ごろに救助を要請。このうち6人はノースショア救助隊のガイドで午後9時半までに下山したが、怪我を負った残りの一人にはさらなる支援が必要となり、結局下山できたのは真夜中になってからだった。
この軽率な行動に対してインターネット上では批判の声が相次いでいるが、ノースショア救助隊はハイカーの失敗を責めたり、そのために起こった救助の費用を請求したりするようなことはないとウェブサイトでコメントしている。
その上で『必携10アイテム』を持って行かなかったなど、失敗した他人の経験談から学び、同じようなことを繰り返さないでほしいと述べている。また今回は間違いなく準備不足の軽率な行動だったが、迷ったあとは無闇に動き回ったりせずに救助を求めるなど、正しい判断も下していると付け加えている。