カナダ不動産協会(CREA)は12月15日、11月の住宅市場は、販売戸数、価格ともに前年同月比で上昇したと発表した。

 11月の住宅販売件数は前年同月より10・9パーセント増加し、住宅価格指標は7・1パーセント上昇した。

 全国住宅市場予測では2015年は上方修正。住宅販売数では、9月の予想時の3・3パーセントから5パーセントに、住宅価格では6・2パーセントから8・4パーセントに修正した。2016年はやや落ち着くと予測。住宅販売数は1・1パーセント減、住宅価格は1・4パーセント上昇としている。

 ただ、地域的に大きな差があるとも予測。不動産の高騰が続くトロントやバンクーバーのあるオンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州では、相変わらず販売数、販売価格とも2015年、2016年とも上昇傾向が続くが、アルバータ州、サスカチワン州、ニューファンドランド&ラブラドール州の石油産業が盛んな州では、原油価格の急落による影響が大きく、住宅市場も落ち込むのではと予想している。

 

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