カナダ軍用機の輸送によるシリア難民が10日、トロントに到着した。日付が変わろうとする深夜近くに到着したにもかかわらず、多くのボランティアがジャスティン・トルドー首相、オンタリオ州キャサリーン・ウィン州首相と共にシリア難民を迎え入れた。
この日トロントに到着したのは163人。トルドー首相は、「到着した新カナディアンにカナダがどんな国かを示すのに今日はいい夜になった。非常に厳しい状況から逃れてきた人々を、両手を広げて温かく迎え入れることができるカナダの寛容さを世界に示せる」と語った。
カナダ軍用機によるシリア難民の輸送は今回が第1便。第2便は12日、モントリオールに到着、161人がカナダの土を踏んだ。
モントリオールでは、ケベック州フィリペ・クイラード州首相、モントリオール市デニス・コデーレ市長、連邦政府ジョン・マッカラム移民・難民・市民権相が出迎えた。
これで、11月4日に自由党政権が誕生して以降、882人の難民がカナダに到着。カナダにはまだ到着していない難民にも、すでに1545人に永住権を発行している。