ブリティッシュ・コロンビア州では1日より、政府系酒販店(BCリカーストア)で、より多くの種類の地ビールが販売され始めた。
規模が小さく、一般の流通システムを利用できるほどの生産ができなかった地ビール会社がこの日から、醸造所から最も近い政府系酒販店6店舗に直接商品を卸せるようになったため。
BC州クラフト・ビール・ギルドのエグゼクティブ・ディレクター、ケン・ビーティーさんは、これで政府系酒販店への参入障壁が低くなったと喜んでいる。
地ビール市場は最近急成長している。店にどのような商品を置くかは、その店の判断にゆだねられるが、これからは期間限定や季節限定といったユニークなビールが店頭に並ぶことになるだろう、また、それは地元経済に貢献することにもなると、ビーティーさん。
今後はBC州ワインのような原産地呼称制度(VAQ)を導入、産地を名乗れるようにしたいと、そしてゆくゆくは酒販店の中に「BC州クラフトビール」のコーナーが設けられるようになってほしいと、希望を語っていた。