The Favourite • The Mule • Shoplifters


 

The Favourite

エマ・ストーン 2018 ©Fox Searchlight Pictures

 

女王陛下のお気に入り

監督はヨルゴス・ランティモスで、主演はエマ・ストーン、レイチェル・ワイズ。女王役はベテラン女優のオリビア・コールマン。舞台は18世紀初頭で、イギリスはフランスと植民地戦争の状態だった。女王アン(コールマン)の健康状態が思わしくないため、側近のサラ(ワイズ)が女王代行をしていた。幼少時代から信頼できるサラだったが、権力と共に、女王に対しても自信過剰になっていた。そんな時、サラは従妹のアビゲイル(ストーン)を側近として女王に仕えさせるが、女王はチャーミングなアビゲイルの方を好んでくる。今度はアビゲイルがサラに対して反発したため、女王の寵愛をめぐって二人の女性が激しく対立し始める…。

14A 2:00 hr

上映:The Park Theatre, Cineplex Odeon Park & Tilford

 


 

The Mule 

クリント・イーストウッド(右)2018 ©Warner Bros. Pictures

 

イーストウッドが『運び屋』になる犯罪映画 

主演と監督はクリント・イーストウッド。80歳代でシナロア・カルテルの麻薬運び屋となった、第二次世界大戦の現役軍人レオ・シャープの実話に基づいている。アール・ストーン(イーストウッド)は、孤独で自分のビジネスもうまくいかず、金銭的に行き詰まっていた。そんな時、お金になる麻薬の運び屋の仕事が回って来る。だがそれはメキシコのカルテルとの契約にサインするようなものだった。そのうち麻薬取締局のコリン・ベイツ(ブラッドリー・クーパー)からも目をつけられてしまう。自分の人生を後悔するアールは、マフィアや警察に捕まる前に、壊れた家族との絆を修復しようとする。

14A 1:56 hr

上映:Cineplex Odeon International Village, Cineplex Odeon Park & Tilford

 


 

Shoplifters

Shoplifters 2018 ©Gaga Pictures

 

年金と万引きで生計した家族 

昨年カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞し、是枝裕和監督をさらに有名にした作品。 実家で児童虐待を受けていたユリ(佐々木みゆ)が、ふとしたことから日雇い労働者の柴田治(リリー・フランキー)と妻の信子(安藤サクラ)の世話になる。だが柴田家には隠された秘密があった…。是枝監督が製作構想に10年ほどかけたという、本当の幸せについて考えさせられる映画。池松壮亮、緒形直人など脇役も豪華。言語は日本語に英語の字幕付き。今年の外国語映画として、ゴールデン・グローブやアカデミー賞にノミネートされている作品。

PG 2:01 hr

上映:Cineplex Odeon International Village

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限
PG 保護者の同伴が望ましい。
PG-13 13歳未満は保護者の 注意や指導が望ましい。
14A 14歳以下は保護者の 同伴が必要。
18A 18歳以下は保護者の 同伴が必要。
19+ 19歳以上のみ。
G 制限なし。 

 

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これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。