ガール・スパークス (Girl sparks)

作品解説:
バンクーバー国際映画祭などにも参加し、国内のみならず国外でも期待されている若手の石井裕也監督(『川の底からこんにちは』『ハラがコレなんで』)による作品。『ガール・スパークス』は、元気かつ人情的で、現実的かつ奇想天外な映画である。「石井監督は、十代の苦悩とシュールな空想を織り交ぜながら、表面的に平凡な題材を魅力のあるエンターテイメントへと変換している。(シアトル国際映画祭より)」

6月7日(木)7:00PM
2007年/ カラー/ DVCAM/ 94分/ 英語字幕付き
監督:石井裕也
出演:井川あゆこ、猪股俊明、中村無何有、桂都んぼ、二宮瑠美、福岡佑美子

鴨川ホルモー(Battle league horumo)

作品解説:
万城目学による人気ファンタジー小説を原作とする、アクションコメディー映画。現代の京都を舞台に、陰陽道を交え、ユニークな登場人物たちが活躍する。
京都大学に入学した安倍(山田孝之)は、サークル「青竜会」の新歓コンパに誘われ、参加する。そのまま「青竜会」に所属することになった安倍たち新入生10人は、「ホルモー」という不思議な競技に出会い…

6月7日(木)8:50PM
2009年/ カラー/ 35ミリ/ 113分/ 英語字幕付き
監督:本木克英
出演:山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星

 

ユリ子のアロマ (Yuriko’s aroma)

作品解説:
ユリ子(江口のりこ)は、アロマ・セラピストとして働いている。
ある日ユリ子は、サロン・オーナーの甥である高校生、徹也(染谷将太)の汗の匂いに惹かれていることに気付く。複雑な状況が、ユリ子を指名する美しい客アヤメ(原紗央莉)の登場によってさらに複雑になっていき…

6月14日(木)7:00PM
2010年/ カラー/ DVCAM/ 77分/ 英語字幕付き
監督: 吉田浩太
出演: 江口のりこ、染谷将太、原紗央莉、木嶋のりこ、美保純

 

自虐の詩 (Happily ever after)

作品解説:
業田良家の人気4コマ漫画を基にした「自虐の詩」は、内縁関係にある2人―献身的な幸江と元ヤクザで無職のイサオ―を描いた衝撃的で感動的なコメディーである。
幸江(中谷美紀)が中華料理屋で働き家計費を捻出している一方で、イサオ(阿部寛)は一日中ギャンブルをして過ごしトラブルが絶えない。周囲は、幸江にイサオのもとを去るよう助言するのだが、彼女の愛は無条件のものであった。というのも、過去にイサオは幸江を悲惨な状況から救い出し…。最後の場面は、エンディングクレジットの後にある。

6月14日(木)8:35PM
2007年/ カラー/ 35ミリ/ 115分/ 英語字幕付き
監督:堤幸彦
出演:中谷美紀、阿部寛、西田敏行、カルーセル麻紀、遠藤憲一

 

サマータイムマシン・ブルース (summer time machine blues)

作品解説:
SF青春コメディー映画。夏休み中の、ある大学のSF研究会が舞台である。
ある日、部室に設置されているエアコンのリモコンが壊れてしまった。次の日、部員たちは室内にタイムマシーンらしき物を発見する。暑さに苦しむ部員達は、「昨日に戻り、リモコンを取りに行く」ことを思いつく。試しにそのマシーンに乗ってみると…。

6月21日(木)7:00PM
2005年/ カラー/ Digibeta video/ 107分/ 英語字幕付き
監督:本広克行
出演:瑛太、上野樹里、与座嘉秋、川岡大次郎、永野宗典、真木よう子

 

東京オアシス (Tokyo oasis)

作品解説:
『めがね』『かもめ食堂』などを手がけたスタッフにより制作された作品。前述の作品でも主役であった小林聡美が、今回も物語の中心人物を演じる。中心人物であるトウコが、東京という街を背景に、日常生活で何人かの人々と出会う。出会った人々の人生や夢を描いた作品である。

6月28日(木)7:00PM
2011年/ カラー/ HDCAM/ 83分/ 英語字幕付き
監督: 松本佳奈、中村佳代
出演: 小林聡美、加瀬亮、黒木華、原田知代、森岡龍

 

アブラクサスの祭 (Abraxas)

作品解説:
芥川賞受賞作家である玄侑宗久による小説を、映画化した作品。サンダンス映画祭にも出品された『アブラクサス…』は、そのストーリーと、主人公を演じたミュージシャン、スネオヘアーのパフォーマンスで高い評価を受けている。
浄念(スネオヘアー)は、福島県の小さな町で妻子と共に暮らす、鬱病を抱えた僧侶である。浄念は、かつてロックミュージシャンであり、今も音楽への思いを捨てきれない。そんな彼が僧侶姿のまま地元でライブをやりたいと言い出し、住職や妻は困惑するが…。

6月28日(木)8:40PM
2010年/ カラー/ 35mm/ 113分/ 英語字幕付き
監督:加藤直輝
出演:スネオヘアー、ともさかりえ、小林薫、本上まなみ、村井良大

 

未知なるヒカリ (Hikari) + おばけのマリコローズ (Mariko rose the spook)

作品解説:
監督・脚本・役者など全てをこなし、インディーズ映画をリードする小林でび監督によるコメディー2作品。『おばけ…』はミュージカルも取り入れたキュートで滑稽な作品だ。
『おばけのマリコローズ』…恋に悩むレズビアンの前に、明治時代に生まれたドラッグクイーンのおばけ、マリコローズが現れ、恋をあきらめないよう励ます。というのも、相手がバイセクシャルであるかもしれないので、テストしてみては?というのだ。そこで…。

6月21日(木)9:00PM
2009年/ カラー/ DVD/ ヒカリ 24分、マリコローズ 66分、計90分/ 英語字幕付き
監督: 小林でび(両作品)
出演(『おばけの…』): 小木曽睦美、村永奈緒、竹下茄人、園部貴一、小林でび

 

 

<上映館インフォメーション>

Pacific Cinematheque(パシフィック・シネマティーク)
#200-1131 Howe Street Vancouver, BC Canada V6Z 2L7
Tel: 604.688.8202
映画情報(24時間): 604-688-FILM (3456)
オフィスアワー: 9am-5pm, Monday-Friday

ウェブ:  http://www.cinematheque.bc.ca

 

チケット:
シングル/一般 $10.50、シニア・学生 $9.00
2本立て/一般 $12.50、シニア・学生 $11.00
2本立て10セットパス/一般 $98.00、シニア・学生 $88.00
別途年会費3ドルが必要。

 

写真提供  パシフィック・シネマティーク

(取材 熊坂香)

 

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